初の観光列車は「ろくもん」 しなの鉄道7月運行開始

2014/01/22 10:34

 しなの鉄道(上田市)は21日、軽井沢―長野間で7月に運行を始める初の観光列車(3両編成)のデザインを発表した。沿線の上田市や長野市ゆかりの戦国武将真田氏の家紋「六文銭」にちなみ、列車名は「ろくもん」。車体も、真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備え」をイメージさせる濃い赤に塗装する。車両ごとに内装や座席配置を変え、カウンター席や2人用の個室も設ける。4月から予約を受け付ける。

 デザインは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両などを手掛けたデザイナー水戸岡鋭治(みとおかえいじ)さん(66)に依頼した。山田隆専務は「勇ましく戦った真田氏を通し、新しい時代に果敢に挑むしなの鉄道の決意を表現した」と説明した。

 1号車は家族やグループ向け。2人掛けと4人掛けのテーブル席や、木製のボールを敷き詰めた子どもの遊び場を設ける。2号車は沿線の風景を眺めやすくするため、窓側に向かって座るカウンター席などを配置。3号車は障子風の仕切りで区切った複数の個室などを設ける。

 観光列車は来年3月の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸や、しなの鉄道が信越線長野―妙高高原間を引き継ぐ「北しなの線」の開業を踏まえ、魅力アップを狙って導入。県産木材を使い、現在ある115系の車両を5月末までに改造する。土、日曜や夏休みに1日1往復半運行するほか、貸し切りの観光ツアーにも使い、年間約230日走らせる予定だ。

 記者会見した藤井武晴社長は、「多くの人がろくもんに乗るのを目的に来てくれるよう、サービス内容を詰めたい」と話した。

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