10センチ四方の小宇宙 長野で100人の作品500枚

2013/07/25 10:15
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 プロ、アマチュアを問わず100人の作り手がそれぞれ10センチ四方の作品を寄せた「10×10(テンバイテン)」展が、8月10日までの木曜から土曜、長野市桜枝町の額縁屋兼ギャラリー「FLATFILE(フラットファイル)」で開かれている。絵画はもちろん、刺しゅうや木工細工、新聞紙を貼り重ねて高く飛び出た作品まであり、個性を放っている。

 オーナーの守屋耕司さん(38)が額縁作りで出る端材から着想して企画。ブログ(日記風サイト)などでの呼び掛けに応じた県内外の出展者に、10センチ四方の板を提供した。複数出展した人もいて、作品総数は約500点。店内の壁の縦1・5メートル、横3・3メートルに隙間なく並べた。

 市内の美術専門学校生今井杏美(あみ)さん(22)は、板に色とりどりの水彩絵の具やクレヨンを塗り重ね、針先で数ミリの円を無数に彫って美しい色調を生み出した。「最初は小さくて何もできないと思ったけれど、作ってみると(10センチ四方は)とても大きくて広かった」

 会社員小八重(こばえ)健二さん(46)=長野市=は、好きな小説のぺージで紙風船を折り、板に15個貼り付けた。様々な文章や場面が交差し、連なるように見える。「同じ繰り返しの日常の中、創作は気分転換になりますね」と話していた。

 午前10時〜午後5時。問い合わせは守屋さん(電話090・9359・6167)。

写真説明:10センチ四方という以外に縛りはなく、テーマ自由。子どもからプロまで百人百様の個性が並ぶ「10×10」展

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