米あめのかすでグラノーラ 松本の老舗飴店が新商品

2013/07/09 10:03
ODEK2013070900135901.jpg

 江戸時代から続く松本市新橋の老舗あめ店「新橋屋飴(あめ)店」が、もち米から作る伝統の米あめのかすを、シリアル風に仕上げた新商品「アメカスグラノーラ」を開発した。米あめに興味を持つきっかけにしてほしい―との願いを込めた。

 米あめは、蒸したもち米に麦芽を加えて出てきた甘い汁を搾り、汁を煮詰めて作る。あめとして味わうほかに、料理やお菓子作りに使われている。

 今回は、米あめを作る際に出る搾りかすを活用。かすと米あめ、菜種油を混ぜた後、オーブンで焼いた。クランベリーなどのドライフルーツやクルミ、カボチャの種などを加えて、自然の甘みを出した。そのまま食べたり、牛乳やヨーグルトと混ぜるのがお勧めの楽しみ方という。

 以前はあめかすを、牛や豚の飼料にしていたというが、現在は廃棄している。活用方法を考えていた同店従業員の仙波初代さん(53)が、シリアルの作り方が載っていた雑誌を見て思い付いた。かりっとした食感や甘みの出し方、加えるドライフルーツの種類などを試行錯誤した。

 5月下旬には、同市で開いた「クラフトフェアまつもと」の会場近くのバス発着所で販売。「見たことがない」と関心を示す人が目立ち、30袋を完売した。仙波さんは「伝統的な米あめとは違う目新しい品。米あめに興味を持ってもらうきっかけになるといい」と期待している。

 1袋(50グラム)300円。不定期に販売している。問い合わせは同店(電話0263・32・1029)へ。

写真説明:米あめのかすを活用した「アメカスグラノーラ」を前にする仙波さん

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ