低温被害を克服、甘いスイカ 波田で露地物の出荷始まる

2013/07/06 10:08
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 スイカの産地、松本市波田の松本ハイランド農協すいか共選所で5日、露地物スイカの出荷が始まった。ことしは4月に低温被害を受けたが、各農家は苗を植え替えて対応。実が大きくなる5月中旬〜6月中旬の日照時間が多かったため、糖度が高く、例年より5日ほど早く出荷が始まった。

 初日は同農協すいか部会(農家245戸)のうち7戸が約2千玉を持ち込んだ。検査員たちが、ベルトコンベヤーで運ばれるスイカの外観を手際良く確認。センサーで糖度や熟し具合を判定して4段階の等級に分け、次々に箱詰めされた。

 この日の選果分は、松本市や長野市の市場を経て翌6日には県内小売店に並ぶ。大都市圏を中心とした全国の市場向けの出荷も7日に始まる予定だ。

 ことしは4月21日前後の冷え込みなどで苗が被害を受け、産地全体で約3千万円の損失があった。同共選所によると、部会員の約8割が植え替えを余儀なくされたといい、担当者は「出荷にたどり着けて良かった」。

 同農協は9月中旬までに100万ケース(1ケース2玉計16キロ)を全国各地に出荷する目標。農地約2ヘクタールでスイカを栽培し、初日は200玉余を出荷した農家の長尾秀敏さん(28)=松本市和田=は「植え替えや、その後の水管理に苦労したが、糖度が高くておいしいスイカができた。暑い夏に大勢に食べてほしい」と期待していた。

写真説明:松本ハイランド農協すいか共選所で始まった露地物スイカの出荷作業

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