宮城の渡辺さん、創作こけし40点 伊那で県内初の個展

2013/07/05 10:21
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 宮城県白石市の渡辺雄二さん(62)の創作こけし展が4日、伊那市で始まった。全日本こけしコンクールで文部科学大臣賞、経済産業大臣賞を2年連続受賞し、海外からも注目される木人形作家で、長野県では初の個展。伝統的なろくろを用いた後、頭部や着物部分を彫り込んだり焼き込んだり、独自の技法で創作した約40点が並ぶ。

 「自分の生き方を持った凜(りん)とした強さの中に、優しさも感じられる子」。渡辺さんの目指すイメージはこの一点だという。細く切れ長の目、きゅっとつぐんだ小さな口。ほほ笑みにも、澄まし顔にも見える。「自由に想像の世界で遊べる。いろいろな人に見てほしい」

 堅いケヤキに細かく彫りを入れ、髪や着物の花模様、ちりめん素材まで質感豊かに表現する。絵付けの素材はアクリル絵の具や植物染料などさまざまだ。展示作品の一つ、高さ45センチの「花綴童女(はなつづれどうじょ)」は約1カ月かけて作った。

 創作こけし作家の父正雄さんの影響で、物心ついたころからこけしに触れた。20歳ごろから作家活動を始め、ドイツの博物館にも作品が保存されているという。

 9日までの午前10時〜午後後6時。入場無料。問い合わせは、はら美術(電話0265・74・0751)へ。

写真説明:展示作品の一つ「花綴童女」と渡辺さん

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