「富嶽三十六景」全46作品を展示 小布施の北斎館

2013/07/02 10:32
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 江戸時代の浮世絵師葛飾北斎(1760〜1849年)の作品を所蔵する上高井郡小布施町の北斎館は1日、富士山を描いた多色刷り版画の代表作「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」の全46作品を並べた企画展を始めた。普段は数点ずつの展示だが、富士山の世界文化遺産登録を記念し、全て展示した。富士山を含む風景や当時の人々の暮らしぶりが楽しめる。

 富嶽三十六景は当初は全36作だったが、人気のため10作が追加された。欧州産顔料を使った鮮烈な青色が基調だ。

 富士山の黒い山肌に稲妻が走る「山下白雨(さんかはくう)」、せり上がる大波と、遠くに見える富士山の対比が見事な名作「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」をはじめ、富士山に登る人々を描いた「諸人登山(もろびととざん)」などを展示している。富山県南砺市から訪れた理容業竹村信夫さん(68)は「やっぱり富士の捉え方がうまいね」と見入っていた。

 北斎はこの他にも富士山を描いた作品を多く残しており、橋本健一郎館長(70)は「北斎の愛した富士の風景を堪能してほしい」と話している。8月31日まで(午前9時〜午後6時、期間中無休)。入場料は大人500円、高校生300円、中学生以下無料。問い合わせは北斎館(電話026・247・5206)へ。

写真説明:「富嶽三十六景」の全46作品を展示した企画展=1日、小布施町の北斎館

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