上高地線の利用者増155万人 イメージキャラなど効果

2013/04/24 10:04
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 アルピコ交通(松本市)上高地線(松本―新島々駅、14・4キロ)の2012年度の利用者数が155万7463人となり、2年連続で150万人を超えたことが23日、分かった。前年度から5万7306人増えた。同社は、定期券利用が増えたこと、夏山シーズン中に天候に恵まれて上高地方面への観光利用が多かったこと、さらに昨年誕生した同線イメージキャラクター「渕東(えんどう)なぎさ」による集客効果などが要因とみている。

 同社鉄道事業部によると、利用者の内訳は、定期券利用者が101万1858人(前年度比2・7%増)。6年連続の増加で、100万人を超えたのは1995年度以来となる。このうち通勤が19万9166人(同6・5%増)、通学が81万2692人(同1・8%増)だった。

 通勤は、マイカーを使わない「エコ通勤」に取り組む松本市職員で増えた。通学は、割引率が高い12カ月定期券を利用する松本大生らが増えたとみられる。

 定期券以外の利用者は54万5605人(同5・9%増)。上高地方面のバスとセットになる割引乗車券の利用が前年度比18・8%増と大きく伸びた。

 また、「渕東なぎさ」をデザインした「ラッピング電車」や、渚(なぎさ)駅(松本市渚)へのイラスト入り駅名板新設などが話題になったことも、集客につながったとみている。

 上高地線は長年利用者の減少傾向が続いていたが、近年は回復傾向で、11年度に11年ぶりに150万人を超えた。鉄道事業部の藤松美徳部長(47)は「取り組みがある程度功を奏してきた。今後も利用してもらえるよう気を引き締めたい」とする。

写真説明:話題になった上高地線のイメージキャラクター「渕東なぎさ」のラッピング電車

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