花の酵母使いドーナツ作り 伊那・高遠の公園をPR

2013/04/12 10:47
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 伊那市高遠町で花の公園「花色たかとおポレポレの丘」を運営する「信州高遠花摘み倶楽部(くらぶ)」は11日、公園に咲く花の酵母で作ったドーナツの販売を始めた。フキノトウとタカトオコヒガンザクラの花を水に漬け、酵母を採取。塩漬けの桜も入った生地と混ぜて発酵させ、ふっくらと仕上げる。遊休農地を整備した公園の花を活用して特産品を作り、多くの人に訪れてほしいと発案した。

 公園は、国道152号沿いの高遠中学校近くの傾斜地に8年前に開園。約2・5ヘクタールに250種類以上の花や野菜が植わり、小川や池、広場、屋外ステージ、カフェなどもある。倶楽部の会員は地元住民ら約200人。会費を出し合い、公園を運営している。

 花の酵母を使ったドーナツ作りは、20〜60代の有志約20人が公園の活用策の一つとして提案。パン職人の経験者が中心となり、レシピを作った。2、3週間かけて酵母を採取。県産の小麦粉や牛乳などで練った生地を長時間発酵させ、揚げる。

 倶楽部は、公園で花や野菜を育てるだけでなく、大人から子どもまで遊べる場所にしようと、コンサートや肝試し、そり遊び大会などを開いてきた。有志代表の宇野俊輔さん(57)=伊那市高遠町=は「市街地にも近く、さまざまな活用の可能性がある。多くの人に親しんでもらえるようPRしていきたい」と話す。

 公園は入場無料。散策路から中央アルプスを一望できる。現在はレンギョウやスイセンが見頃だ。ドーナツは1個350円。公園入り口で21日まで毎日販売する。問い合わせは宇野さん(電話090・7173・3225)へ。

写真説明:花の酵母で作ったドーナツを販売する女性(左)。瓶にはフキノトウの酵母液が入っている

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