「169系」坂城に6月上旬展示へ しなの鉄道、町へ譲渡

2013/04/09 10:31
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 しなの鉄道(上田市)が所有し、老朽化で今月29日の引退後に坂城町へ無償譲渡する車両「169系」の活用に向け、町は8日、第1回検討会を町役場で開いた。地元区長や町商工会長、町職員ら約20人が参加。町側は坂城駅近くで6月上旬の展示を目指していると報告した。

 町建設課によると、ことし1月、同社から169系の引退と廃車方針を聞き、「もったいないので、坂城駅を中心とした町の活性化に生かしたい」と譲渡を打診した。

 譲り受けるのは169系の1編成(3両)。旧国鉄時代の1968(昭和43)年と翌年に製造された。ことし3月中旬の定期運行終了時に赤とグレーだった車体は、町が費用を負担し、鉄道ファンに「湘南色」として人気の高いオレンジと緑に塗り替えた。

 車両を置くのは、坂城駅から南に約100メートルの場所。同駅隣接地の引き込み線を延長して町有地の「イベント広場」内に線路を敷き、同社所有地と広場にまたがるように展示する。

 検討会の参加者たちはこの日、現地を視察。その後、町役場に集まり「記念写真を撮るスペースが必要」「女性や子どもに意見を募ろう」「車両内に(鉄道模型の)Nゲージを展示してはどうか」といった意見を出し合った。検討会は1年後をめどに活用策をまとめる。

写真説明:しなの鉄道坂城駅近くの展示予定地を視察する検討会の参加者

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