真冬の木曽谷に日没後、アイスキャンドルをともす「木曽路氷雪の灯(ひ)祭り」が26日夕、木曽郡大桑村の須原、長野、野尻の3会場を皮切りに始まった。旧中山道の宿場の面影を残す街並みに住民がアイスキャンドルを並べ、雪が積もる村を温かな光で彩った。
木曽谷のまちづくり団体などが実行委員会をつくり開催。同村の須原宿では午後5時半ごろ、本町親睦会の住民らが約150メートルの区間に200個のアイスキャンドルをともした。丸太をくりぬいて水をためた「水舟」の周りにもともし、住民らが写真を撮って幻想的な雰囲気を楽しんだ。
6回目の試みだが「ことしは雪が多く、光が特にきれい」と同会長の古瀬一志(ひとし)さん(62)。2月16日までの週末を中心に、塩尻市から岐阜県中津川市までの他の12カ所でも順次ともしていく。
写真説明:アイスキャンドルが宿場町を照らした「木曽路氷雪の灯祭り」=26日夕、大桑村の須原宿