甘酸っぱい香り 天龍で伝統の柚餅子作り

2012/11/28 10:08
ODEK2012112800076601.jpg

 愛知県に接する下伊那郡天龍村坂部で27日、村内産のユズを使った伝統の保存食「柚餅子(ゆべし)」作りが始まった。この夏の猛暑や少雨の影響で実は小ぶり。収穫量は昨年の半分以下の300〜400キロの見通しだが、約5千個を目標に来年2月まで作業は続く。

 村柚餅子生産者組合(13人)の女性ら5人が、ユズの甘酸っぱい香りが漂う加工施設で作業。果肉をくりぬいた後、クルミやゴマなどを練り込んだみそを詰めた。この日は約200個を専用の器で蒸し上げた。施設内の乾燥室で4カ月ほどかけて完成させる。

 同組合は1975(昭和50)年に発足。ピーク時の80年代前半には約1万4千個を生産したが、高齢化などにより減少してきた。組合長の関京子さん(77)は「柚餅子作りは住民活動の原動力にもなっている。これからも続けていきたい」。販売は来年3月下旬からの予定だ。

写真説明:果肉をくりぬいたユズの実に特製のみそを詰めていく生産者組合の組合員ら=27日、天龍村坂部

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ