木村熊二記念碑の原型展示へ 小諸・藤村記念館企画展で

2012/09/28 10:09
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 小諸市の懐古園内にある市立藤村記念館は10月20日から開く企画展で、明治時代の私塾小諸義塾で塾長を務めた木村熊二(1845〜1927年)の功績をしのぶ記念碑の石こう原型を展示する。同市ゆかりの文豪島崎藤村(1872〜1943年)直筆の「千曲川旅情のうた二」の額も展示予定だ。

 記念碑は義塾の門弟や有志らが1936(昭和11)年に作り、懐古園内の二の丸石垣に埋め込まれている。上部に木村熊二の肖像と、下部には義塾で教師を務めた島崎藤村の書を基にした「われらの父木村熊二先生と旧小諸義塾の記念に」との文字がある。原型は縦約60センチ、横約30センチ、厚さ4センチ程度。

 義塾で学んだ画家小山周次の子孫で東京に住む男性が、所有していた原型、記念碑碑文の基になっている島崎藤村の書、手紙などを市に寄贈した。

 「昨日またかくてありけり今日もまたかくてありなむ」と始まる「千曲川旅情のうた二」の額は、縦50センチ、横70センチ程度。島崎藤村とゆかりのあった人の子孫が市へ寄託した。

 企画展は11月25日まで。テーマは「島崎藤村と文学界」。文学雑誌「文学界」の1893(明治26)年1月から5年分の復刻版を展示し、島崎藤村が小諸に来る以前の作品に触れてもらおう―と企画した。

 同記念館は、懐古園や一帯の文化施設の「共通券」で入場できる。高校生以上500円、小中学生200円。問い合わせは同記念館(電話0267・22・1130)へ。

写真説明:展示予定の石こう原型(左)や「千曲川旅情のうた二」の額

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