丸山晩霞作品、県内外から一堂に 東御の記念館で企画展

2012/09/20 10:11
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 東御市常田の丸山晩霞(ばんか)記念館で、旧小県郡祢津村(現東御市祢津)出身の水彩画家丸山晩霞(1867〜1942年)の絵や掛け軸など約150点を並べた企画展が開かれている。晩霞が創立会員だった日本水彩画会がことしで創立100周年を迎えたのに合わせ、「作品を再評価する機会にしたい」と同館が企画。県内外の46人から約110点を借りており、晩霞の多数の作品を楽しめる。

 晩霞が好んで描いた県内の牧歌的な農村風景が目立つ。地元の祢津だけでなく、遠くに山々を望む傾斜地に家が点在する「木曽谷風景」、奥に向かって家並み、里山、冠雪した高山が重なるように描かれた「北信五岳」などが題材になっている。白馬村の白馬大雪渓とお花畑の色彩の対比が鮮やかな「白馬神苑(しんえん)」、東京・小笠原諸島や欧州各国を旅行した際の風景画もある。

 同館は市が運営。2年ほど前から晩霞の作品を所有する県内外の個人から情報を集め、今回の展示のために約110点の提供を受けた。

 今後はさらに情報提供を呼び掛けるとともに、所有者に作品を同館へ寄託するよう働き掛けていく。同館学芸員の佐藤聡史さん(51)によると、親や祖父母から作品を受け継いだ所有者が多く、保管状態が悪かったり、価値が分からないまま処分を検討したりしている人もいるという。佐藤さんは「適切に管理し、多くの人の目に触れるようにしたい」と話す。

 企画展は10月28日まで、午前9時〜午後5時。期間中無休。入館料は高校生以上200円。問い合わせは同館(電話0268・62・3700)へ。

写真説明:県内各地の風景を描いた丸山晩霞の水彩画などが並ぶ企画展

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