舞台の設計図 職人技紹介 上田で舞台装置家竹内さん企画展

2012/09/09 14:59
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 「道具帳」と呼ばれる舞台装置画や、テレビ番組の題字を手掛けている竹内志朗さん(79)=大阪市=の仕事を紹介する企画展「竹内志朗の舞台道具帳」が8日、上田市中央3の池波正太郎真田太平記館で始まった。道具帳は寸法を測って描かれた「舞台の設計図」で、絵に沿って舞台が作られる。「裏方の緻密な仕事を知ってもらいたい」と同館が初めて企画。作家池波さん原作の「剣客商売」「必殺仕事人」の芝居用の装置画など約130点が並ぶ。

 竹内さんは大阪府出身で、中学校時代に「ロミオとジュリエット」の舞台を見て感銘を受け、舞台作りに関わる仕事を目指した。指導者が見つからず、俳優養成学校で学びながら独学を重ね、1954(昭和29)年に関西を中心に仕事を始めた。2006年までに2万枚以上の装置画、テレビ用のタイトル文字やテロップ230万点以上を手書きで仕上げ、今も仕事を続けている。

 この日は太平記館を訪れ、展示している剣客商売のテレビ用題字の書について「右肩上がりの池波さんのくせ字をイメージし、1週間で何千枚も書いて完成させた」と話した。展示作品には、戦国武将真田幸村を題材にしたミュージカル「YUKIMURA」の装置画もある。

 10月28日までの午前10時〜午後6時。水曜と祝日の翌日は休館。入館料一般300円、高校、大学生200円、小中学生100円。

 同18日午後1時半から、必殺仕事人のテレビ放映でプロデューサーを務めた仲川利久さんが竹内さんと語り合う。参加費800円(入館料、お茶代含む)。定員60人で先着順。申し込みは池波正太郎真田太平記館(電話0268・28・7100)へ。

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