9月「高遠ブックフェス」 「本の町」定着へ住民ら再開

2012/08/28 10:36
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 伊那市高遠町の街中で古書販売や本にちなむ催しを繰り広げる「高遠ブックフェスティバル」が9月、地元住民らの手で2年ぶりに再開する。拠点だった古書店が閉じ、主催団体も活動を休止したが、住民らの「高遠まちづくりネットワーク」が引き継ぐ。「本の町づくり」に向けてまいた種を育てようと、出店者を28日まで募っている。

 高遠ブックフェスは、県内外の本愛好者でつくる実行委員会が2009、10年に開催。街中に本棚を並べ、読み聞かせや作家のトークなどをし、にぎわった。

 昨年は9、10月、実行委を前身とする「高遠・本の町をつくる会」が、街中で古本を売る「高遠・週末本の町」を試験的に企画。商工団体や学校なども連携して支えようと「高遠まちづくりネットワーク」も発足した。だが、「盛り上がりがいまひとつだった」との声もあり、催しの在り方を再検討していた。

 同ネットはことし7月、商店主や高遠町図書館、地元小中学校などでつくる部会「本の町プロジェクト」を設置。住民らの手作りで「本の町・高遠ブックフェス」として開くことを決めた。「燈籠(とうろう)祭」のある9月22、23日に古書を販売。市商工会が22日夕に行う休憩のサービスや和服着付けと合わせ、本のある城下町のイメージ定着も図る。

 募集しているのは、店頭で本を売る商店主や住民、商店街駐車場(1区画約3平方メートル、出店料は2日間で500円)で販売する人。部会も1冊100円で売る計画で、9月1日午前9時〜正午、市高遠町総合支所で古本を集める。部会の売り上げは東日本大震災被災地への義援金にする。

 プロジェクト代表の春日裕さん(53)は「本が好きな人の出会いの場となるよう、いろいろな仕掛けを考えていきたい」と話している。問い合わせは春日さん(電話0265・94・2143)へ。

写真説明:「本の町・高遠ブックフェス」に向けて寄せられた古本を見る春日さん

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