「井月おやき」イノシシ肉を具に 上伊那で9月から販売

2012/08/24 10:18
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 幕末から明治期に伊那谷を放浪した俳人井上井月(せいげつ)が好んだとされるイノシシ肉を具にした「井月おやき」が、9月から上伊那地方で販売される。地域ゆかりの俳人を広く知ってほしいと、同地方の飲食店などでつくる「井月友の会」と、駒ケ根市中沢の女性らでつくる「中沢おやきグループ」が考案。9月1日に伊那市の高遠城址(じょうし)公園内の高遠閣で開かれる「信州伊那井月俳句大会」で初披露する。

 イノシシ肉と駒ケ根市産のゴボウ、ナス、シメジなどをしょうゆやみそ、砂糖などで甘辛く味付けた具が入っている。友の会会員で同市中央の飲食店「水車」を営む宮沢宏治さん(50)と同グループが7月から開発を進めてきた。

 宮沢さんによると、井月は「薬喰(くすりぐい)」と呼んでイノシシ鍋を好み、それにまつわる句も詠んだ。おやきの包装紙には、こうしたいわれも記した。井月は同市中沢も訪れたといい、「井月を身近に感じている中沢の人たちの思いが詰まったおやきになった」と宮沢さん。グループ代表の林由枝さん(75)は「各地の井月ファンに喜んでもらいたい」と話している。

 1個180円で、俳句大会では30個程度を販売予定。その後は、友の会加盟の飲食店や書店など6店で扱う。要予約。問い合わせは水車(電話0265・83・3635)へ。

写真説明:「井月おやき」を手にする宮沢さん(左)、林さん(右)と中沢おやきグループの女性たち

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