新ペンギン舎、泳ぐ姿間近に 飯田市立動物園が改装

2012/08/11 10:39
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 飯田市扇町にある市立動物園のペンギン舎が新しくなった。動物の暮らしを本来の環境に近い状態で見せる「生息環境展示」を採用。フンボルトペンギンが生息する南米ペルーやチリの沿岸部の様子を再現した。水槽の壁を透明にして泳ぐ姿が見えるようにしたため、訪れた子どもらが喜んでいる。

 市地域計画課によると、新ペンギン舎は約110平方メートル。従来のペンギン舎は氷上をイメージしていたが、南米のペンギン生息地は、実際は下草などのある岩場。今回の改修で現地の環境に近づけ、陸地部分にはコンクリート製の巣穴などを設けた。改修費約2千万円。11羽のフンボルトペンギンのうち4羽が新ペンギン舎で暮らしており、7羽は13日に引っ越す予定だ。

 水槽は長さ6メートル、幅2・5メートル、深さ1・5メートルほど。通路に面した壁には高さ1・7メートル、長さ3・6メートル、厚さ9センチの透明アクリルパネルを使った。ペンギンが水の中を高速で泳いだり、水面に浮かんだりする姿を間近に眺めることができる。

 設計・施工を指導した大阪芸術大(大阪府河南町)の若生謙二教授(造園学)は、大人と子どもが一緒に見られるよう水深を工夫したといい、「迫力を間近で感じてほしい」と話す。

 家族4人で訪れた同市松尾小学校4年の椎葉(しいば)れのんさん(9)は「泳ぐ姿を見られて面白い」。他の来場者も「気持ちよさそう」と話していた。

写真説明:アクリルパネル越しにペンギンを見られるようになった飯田市立動物園の新ペンギン舎

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