大玉スイカ、大豊作 松本の共選所に17キロ以上も続々

2012/08/09 10:08
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 全国的なスイカ産地の松本ハイランド農協(松本市)管内で今夏、例年になく大玉スイカの収穫が多くなっている。松本市波田にある共選所には8日も、規格外の大玉が次々と運び込まれていた。ただ、全国的に豊作傾向のため市場価格は低めといい、農家はお盆も暑さが続いて売れ行きが伸び、価格が上昇することを期待している。

 この共選所には、市内の波田、新村、和田、今井の4地区と山形村で収穫されたスイカが持ち込まれる。例年、最も大きな重さ13・5〜17・0キロの「5L大」の入荷量は全体の約0・5%だが、今季は2%超。最も入荷量が多いサイズも例年より一回り大きな「4L」(重さ9・3〜11・0キロ)となっている。

 重さ17・0キロ以上で規格外の「スーパー5L大」も、例年は1日1玉程度なのが、今季は10玉ほどのペースで入荷。実詰まりなどが優れたA等級が全体の約8割(例年は6割超)を占め、品質も高い。山形村産のスイカを搬入した村上文子さん(57)は「いつもより大玉が多くて運ぶのが大変」と話す。共選所の藤沢英隆所長は「春先に霜が少なく気温も安定し、玉の成長期に程よい降雨があったためではないか」とみる。

 ただ、価格面では苦戦気味だ。共選所によると、今季は出荷ピークの7月下旬、週末に降雨が続いて需要が落ちたのに加え、鳥取、千葉、愛知など他産地から大量に出荷があり、市場価格はA等級の2Lで例年より300円ほど安い約2200円に下がったという。

 8月に入り、価格は例年並みの水準に戻りつつあり、農家は「暑い夏」ができるだけ続くよう期待する。出荷作業は9月半ばまで続く。

写真説明:重さ6〜7キロのLサイズのスイカ(左)と、17キロ以上のスーパー5Lスイカ

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