トウモロコシ「平谷ハーモニー」 道の駅で売れ行き好調

2012/08/08 10:18
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 平谷村のトウモロコシ栽培農家を中心とする村農業等生産者組合(事務局・村産業建設課)は、飯田市内の種苗店に依頼して新たに開発したトウモロコシ「平谷ハーモニー」の栽培に取り組んでいる。これまで栽培してきたものより甘みが強く、実の量も多いという。夏の観光シーズンに合わせて、村中心部にある道の駅「信州平谷」の直売所「ひまわり市場」で、村の特産として販売している。

 村産業建設課や種苗店によると、平谷ハーモニーの実は糖度が21度以上あり、従来のものより1〜2度高い。粒皮が軟らかく、生でも食べられるのが特徴だ。実が付いた部分の重さは従来より約50グラム重い約450グラム。草丈は約150センチと従来より20センチほど低く、栽培しやすい。

 村内で栽培されてきたトウモロコシの実の糖度が天候不順の影響もあり低下。村から相談を受けた種苗店が平谷ハーモニーを開発した。

 組合員がひまわり市場に平谷ハーモニーを初めて出荷したのは7月26日。8月に入ってからは1日に集まる1500〜2千本が完売し、昼すぎに売り切れる日もある。市場を運営する第三セクター「信州平谷温泉」の支配人、高橋忠久さん(65)は「寒暖の差が大きい気候を生かした甘みの強いトウモロコシを多くの人に味わってもらい、平谷の良さを知ってほしい」と話す。

 組合員によるここ5年間の出荷本数は年間約4万5千本でほぼ横ばい。同課の村松啓伸課長は「生産農家の高齢化が進む中、品質の良い新品種によって農家を後押ししたい」と話している。

 県下伊那農業改良普及センター(飯田市)は「平谷村では農家と村、直売所が連携し、生産態勢が整っている。村内には元は水田だった畑が多いので、排水対策を進めることで安定した収穫量が見込める」としている。

写真説明:「ひまわり市場」に並んだ平谷村産のトウモロコシ「平谷ハーモニー」

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