20周年のSKF松本、「兵士の物語」で開幕

2012/08/05 13:01
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 ことし20周年を迎えたサイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本が4日、松本市で開幕した。初日は、まつもと市民芸術館と共同制作した音楽劇「兵士の物語」が同館で上演され、音楽と芝居が調和した舞台に、観客約350人が見入った。

 「物語」は、悪魔と出会った兵士が自分のバイオリンと悪魔が持つ「金のなる」本を交換し、数奇な運命をたどる筋書き。世界各地で上演されてきたが、音楽と劇との絡み合いの高さなど、松本ならではに仕上がったという。

 終盤、若手演奏家7人の息が合った音と、プリンセス役のマリオン・レビさんのダンス、緊迫感ある芝居が融合。「音楽付きの演劇で、視覚で彩られた音楽」(演出家)となった。

 川崎市の主婦倉部恵美子さん(52)は「人間の欲を描く示唆に富む話で、自分自身が置かれた心の状態によってさまざまに楽しめそう」と喜んでいた。

 昨年に続く再演。SKF松本の小澤征爾総監督は「夏は松本に行けば『兵士の物語』が見られると根付かせられたら面白い」とパンフレットでコメントしており、今後恒例となる可能性がある。出演したコントラバス奏者谷口拓史さん(29)は「大変だけど楽しい。いろいろ挑戦してみたい」と話していた。

 フェスは、20周年記念のコンサートを含め9月9日まで。

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