長野産エゴマやみそ―焼き菓子に 若穂の遊休農地活用

2012/08/02 10:13
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 長野市農業公社は1日、市内産のエゴマやみそを使った焼き菓子の新商品発表会を市内で開いた。フランスの伝統的な焼き菓子「フィナンシェ」とクッキーで、同市若穂保科の菓子製造販売「うさぎ堂」が商品化。この日から、若穂地区内にある農産物直売所などで販売を始めた。同公社は今後、若穂地区の遊休農地を活用し、地元の農家女性たちと焼き菓子の材料にする作物の栽培を進める。

 フィナンシェとクッキーはともに1個200円で、同市鬼無里地区のエゴマとみそ、松代地区の黒ゴマを、それぞれ生地に練り込んである。同市若穂綿内の健康維持増進施設「温湯(ぬるゆ)温泉湯(ゆ)ーぱれあ」や、グリーン長野農協若穂果実流通センター内にある農産物直売所などで販売している。

 新商品の誕生は「湯ーぱれあ直売所の会」の地元農家の女性たちが、若穂地区の耕作放棄地を利用して新たな農産物の栽培や商品開発ができないか―と、市農業公社に相談したことがきっかけ。

 同公社によると、同地区には約870ヘクタールの農地があるが、このうち約62ヘクタールが耕作放棄地になっている。耕作放棄地は、過去1年以上作付けせず、今後数年耕作をする予定のない農地だ。シソ科のエゴマは狭い土地でも無理なく栽培できるという。女性たちは既に遊休農地で大豆などを収穫しており、エゴマなども栽培に取り掛かっている。

 同会代表の峯村捷子(かつこ)さん(70)は「おいしいお菓子になると思うと農作業にも張り合いが出る。地元の農業を元気にしたい」。うさぎ堂代表の中村崇宏さん(37)=長野市若穂保科=は「県外の人も地元の人も、長野の魅力を味わってくれるきっかけになればうれしい」と話していた。

 新商品の問い合わせはうさぎ堂(電話026・282・5885)へ。

写真説明:長野市特産のエゴマやみそを使った焼き菓子の新商品発表会

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