「アオガエル」当時の姿に 上高地線新村駅の旧5000系

2012/05/21 09:25
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 首都圏や県内の鉄道愛好家有志たちが、松本市新村のアルピコ交通上高地線新村駅に保存されている「旧5000系車両」の塗装をしている。上高地線に来る前は、東急電鉄(東京)で活躍した。車体が緑色だったため「アオガエル」の愛称で親しまれた。同車両を東急電鉄当時の姿に復活させようと、昨年から作業している。

 20日は、主に首都圏の約10人が参加。表面がさびたり、膨らんだりした部分を工具で削り、平らにするなどした。全国の鉄道愛好家でつくる「鉄道友の会」の東急電車研究会代表、仁平(にへい)昌之さん(55)=川崎市=によると、旧5000系は1954(昭和29)年から59年にかけて製造。東急の後は、旧松本電鉄や長野電鉄、上田交通(現上田電鉄)など、全国の地方私鉄で第二の人生を送った。

 新村駅にある旧5000系は、松電が東急から購入後にクリーム色に塗り替え、2000年まで上高地線を走っていた。現在は、住民らでつくる「上高地線応援隊」が活動拠点として活用している。

 愛好家たちはアルピコ交通(松本市)の了解を得て、昨年からクリーム色から緑色への塗り替えに着手。ことしも続け、6月には完成させたい考えだ。作業を進める仁平さんは「自分と同世代の車両。せっかく残っているのできれいにしたい」と話している。

写真説明:愛好家有志が塗り直している旧5000系車両

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