松本・奈川のソバを焼酎に 近日中1000本販売へ

2011/09/23 15:13
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 松本市奈川の松本商工会議所奈川支所に事務局を置く「奈川地域ブランド研究会」は22日、地元産のソバを使った「そば焼酎『奈川』」を同市島内の笹井酒造と開発したと発表した。同商議所によると、近日中に1千本(1本720ミリリットル、1680円)が市内の酒販店や飲食店に並ぶ予定だ。

 奈川地区の主要産品であるソバは収量が限られ、希少価値が高い。地元のソバを使った焼酎を造ろうと考えていた笹井酒造が5月、市を通じて同研究会と連絡を取り、奈川地区のソバを原材料とする理解を農家から得た。

 ソバは3回に分けて計600キロを仕込みに使った。ふかしたソバを米や米こうじとまぜて発酵させ、ソバの甘みと香りが残るように気を付けながら蒸留。仕込みの温度を変えるなど試行錯誤をしたという同社の杜氏(とうじ)笹井康夫さん(39)は「まろやかな甘みがあり、香りは爽やか。とろっとした感じの焼酎」と話す。

 「奈川」と書かれたラベルのデザインは研究会で検討し同社が選定。県原産地呼称管理制度の認定も受けた。同商議所奈川支所の野畑吉永所長(57)は「希少価値のある奈川のソバを使うことで付加価値が出て、ひいては地域振興にもつながる」と期待する。

 同研究会は2007年、ながわ観光協会や奈川そば振興組合、松本商工会議所などの19人で発足。地域の特産を生かそうと、ソバの生産拡大や開発商品のPRに取り組んでいる。

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