マツタケ遅い出足…今後に期待 伊那の農産物直売所

2011/09/08 10:31
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 伊那市内の農産物直売所で秋の味覚、マツタケの持ち込みが始まっている。例年と比べ出足はいまひとつとの声もあるが、本番はこれから。昨年が大豊作だっただけに、収量がどうなるか、関係者は今後の天候を気にしている。

 同市ますみケ丘の産直市場グリーンファームでは、9月~10月初めが入荷のピーク。今のところ1キロ3万円前後で取引されている。味も香りも例年並みというが、会長の小林史麿さん(70)は「盆明けの長雨の影響か、出足が良くない」。卸売市場の丸伊伊那青果の担当者も「例年9月になると出始めるが、ことしは遅い」と話す。

 長野地方気象台によると、市内は昨年同様、春から夏の雨量も多かった。このため、県上伊那地方事務所林務課はマツタケが育つ条件は整いつつあるとする。しかし、涼しくなってマツタケの菌が活性化した後に暑さが戻れば、菌は死んでしまうという。同気象台は、伊那市では今月中旬まで、最高気温が平年より高くなる可能性があるとしている。

 マツタケを生産して約50年の同市富県、藤原儀兵衛さん(73)は「気温が30度を超すような日が続けば、収量は例年の8割ほど、生産者によっては半分くらいになってしまうだろう」。ただ、同市の最高気温は6日が26・1度、7日は28・1度。「このまま1週間ほど涼しい日が続けば豊作になる」と期待している。

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