下条産ソバ使い焼酎「竜太」 村内の5店で販売開始

2011/09/02 09:46
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 下伊那郡下条村のソバ農家でつくる「村そば栽培生産者組合」は、原料のソバを村内産のみにこだわった焼酎を造った。村出身のタレント峰竜太さんにちなんで「竜太」と命名し、村内のスーパーや酒屋計5店で1日に売り出した。同村は飯田下伊那地方最大のソバの産地で、村の第三セクターは昨年12月からそば粉を使った食パンも販売している。同組合員らは焼酎が新たなソバ製品として定着するよう期待している。

 村が本格的にソバの栽培を始めたのは1995年。三セクが運営する「道の駅信濃路下条そばの城」が受け入れ先となり生産量が増える中、食用として提供する道の駅の使用量を超えるようになったため、同組合は焼酎に着目。飯田市内の会社に依頼して2006年に焼酎造りを始めた。

 商品名について同組合が村とも相談する中で、全国的な知名度がある峰竜太さんの名前を使えないか検討。峰さんは快諾してくれたという。

 5年間熟成させた焼酎はソバの香りが強いのが特徴で、まろやかな味わいに仕上がったという。アルコール度数は25%。価格は500ミリリットル入りで千円。販売初日のこの日、同村陽皐(ひさわ)の酒店には36本が入荷した。店長の鎌倉伸さん(44)によると、発売前に約20本の予約があったという。

 焼酎造りに中心になって取り組んだ同組合の村沢栄一さん(80)は「村の活性化につながるような商品になってほしい」と話している。

 村振興課によると、遊休農地対策として村内で栽培が本格化したソバの収穫量は、95年度の1・2トンから10年度は18・2トンに増えている。

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