軽井沢描いた作家一堂に 原稿や写真300点展示

2011/08/19 11:00
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 軽井沢町塩沢湖の軽井沢原高文庫は夏季特別展「軽井沢の四季と文学」を開いている。かつて軽井沢を訪れ、作品の中で軽井沢について描写した文学者ら約50人を取り上げ、当時の肉筆原稿や写真など計約300点を展示。20日には文学に登場する軽井沢をテーマにした講演会も開く。

 取り上げたのは、「風立ちぬ」などで知られる作家堀辰雄をはじめ、1920年から毎年夏に軽井沢に滞在したという室生犀星など、ゆかりのある小説家や詩人ら。同文庫がこれだけの人数を一堂に集めたのは初めてという。

 川端康成は小説「高原」(37年)で「樹木自身にとつて、理想の林であり、並木であらう」と旧軽井沢の別荘地を描いている。寺田寅彦の作品には、浅間山の噴火についての記述がある。多くの作品に親しんでもらおうと、描写した文章を拡大するなどの工夫もした。

 大藤敏行・同文庫副館長(48)は「文士によって軽井沢の描写はさまざま。共通点や違いを楽しみ、文士に関心を持つきっかけにしてほしい」と話している。

 20日の講演会は午後2時から、文芸評論家の菅野昭正さんが講師を務める。9月28日まで、無休。問い合わせは同文庫(電話0267・45・1175)へ。

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