「大鹿歌舞伎」今秋は2日間 問い合わせ殺到で初

2011/08/02 10:30
ODEK201108020138630132949040.jpg

 下伊那郡大鹿村に約300年前から伝わる「大鹿歌舞伎」(国選択無形民俗文化財)の秋の定期公演が、ことしは2日にわたって行われる。村教委によると、1983(昭和58)年に春と秋に1日ずつの定期公演が始まって以来、2日開催は今回が初めて。同歌舞伎を題材にした映画「大鹿村騒動記」が7月16日に全国公開されて以降、村に「歌舞伎を見たい」といった問い合わせが相次いでおり、観客が会場からあふれる可能性があると判断した。

 映画の主役を務めた俳優の原田芳雄さんが全国公開から3日後に亡くなったこともあり、村役場や村教委事務局には秋公演の問い合わせが、県内外からほぼ毎日寄せられている。公演は無料だが、「チケットを手に入れたい」といった人もいる。

 村は、多くの人に安全に公演を見てもらおうと、歌舞伎の役者や裏方でつくる「信州大鹿歌舞伎愛好会」に追加公演を打診。本来の日程の10月16日に加えて、同30日にも公演を行うことにした。

 16日は同村鹿塩(かしお)の市場神社で「玉藻前旭袂(たまものまえあさひのたもと)道春館の段」と「奥州安達原袖萩祭文(そではぎさいもん)の段」を上演。30日は映画のロケ地になった同村大河原の大磧(たいせき)神社で、映画にも取り上げられた「六千両後日文章(ごじつのぶんしょう)重忠館(しげただやかた)の段」を披露し、原田さんを追悼する。

 両神社の境内に入れる目安は、市場神社が1000人程度、大磧神社は1500人程度という。両日とも正午からで無料。問い合わせは村教委(電話0265・39・2100)へ。

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ