天然種のヤマブドウでワイン 道の駅小谷で販売好調

2011/06/08 10:15
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 北安曇郡小谷村南小谷の住民らが、地元の山に自生する天然種のヤマブドウを生かしたワイン造りに力を注いでいる。過疎と高齢化が進む古里を何とかもり立てたいと、5月下旬から国道148号沿いの「道の駅小谷」で販売を開始。まとめ買いしていく旅行者もいるなど売れ行きは好調だ。

 同村北野地区の太田頼市さん(81)が20年ほど前、村から提案を受けて栽培に着手。天然種を挿し木で増やし続けた。2005年には、北野地区と隣の石坂地区とで、地域おこしグループ「深山(みやま)遊園北野の郷」を結成。休耕田など約60アールで栽培に取り組み、道の駅おたりの幾田美彦社長がジャムや菓子などを商品化した。

 ワイン造りは2008年秋の収穫分から井筒ワイン(塩尻市)に委託。09年秋は、収穫が少なく断念したが天候に恵まれた昨年秋は豊作で、400キロのブドウから400本(720ミリリットル)ができた。ヤマブドウそのものは強い酸味が特徴だが、ワインは甘味が強く、香りも豊かで飲みやすく仕上がっている。

 北野・石坂両地区は10戸に満たない。北野の郷副代表の太田喜八郎さん(74)は「評判を聞いて増産を頼まれるが限りもあって」と苦笑しつつ、「ヤマブドウ栽培は今では誇りだ」。幾田社長も「住民の生きがいになっているようで、うれしい」と手応えを語った。

 1本1860円。問い合わせは道の駅おたり(電話0261・71・6000)。

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