コンパラのワイン再販売 青木村が特産化目指す木の実

2011/06/04 11:05
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 青木村は、特産化を目指す木の実「コンパラ」を使った「コンパラワイン」を造り、村内の酒店などが販売している。1996年に試作し、一時商品化したものの、収穫量が安定せず生産を中止していた。村は「もう一度販売してほしいという声に応えよう」と再挑戦。今後知名度の向上に力を入れ、村外でも販売できる商品に育てる考えだ。

 コンパラはツツジ科の落葉低木「ナツハゼ」の別名。山間部の日当たりの良い場所に生え、秋に酸味のある黒色の実を付ける。村内では昔からコンパラと呼ばれて親しまれ、生で食べたりジャムにしたりしていた。

 20年ほど前、同村田沢の農業若林芳喜さん(90)が、里山に生えていたコンパラの木を、所有する畑に移植して栽培を始めた。現在は約660平方メートルで130本ほどを育てている。村によると、村内で個人で栽培しているのは若林さんだけという。

 村などでつくる村農業技術者連絡協議会は当初、若林さんのコンパラを活用しようと塩尻市内のワイン醸造会社に開発を委託。ブドウとブレンドして商品化した。5年ほど前まで販売していたが、ワインを造るにはまとまった収穫量が必要なため、生産を中止していた。

 量を確保するために、同村夫神の住民有志が5、6年前から、地区内の荒廃地を活用して植樹を開始。村も苗木を提供し、これまでに約300本を植えた。今回は若林さんが栽培した分と合わせて約425キロをワイン用に使い、1本360ミリリットルを1400本分生産した。村職員が試飲した上で、ブレンドするブドウの種類や割合を決めた。やや酸味が強く、飲みやすい仕上がりになったという。

 1本1575円で販売している。問い合わせは村建設産業課(電話0268・49・0111)へ。

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