クジラの化石一緒に探そう 長野・信州新町の博物館

2011/05/21 10:39
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 長野市信州新町の信州新町化石博物館は22日から、地区内でクジラの化石を探すイベント「太古のクジラ発見プロジェクト」を始める。地区内の地層からは、セミクジラ属としては世界最古の「シンシュウセミクジラ」の化石が見つかっており、新たなクジラ化石の発掘に期待がかかる。

 信州新町地区には400万~600万年前に海底で堆積した地層が広く分布しており、1938(昭和13)年に約500万年前の地層からクジラの背骨などが出土。未発見の種として、2007年にシンシュウセミクジラと命名され、同館に頭部化石などが展示されている。

 同プロジェクトは「化石探検」と「まとめ学習」を1セットとし、12月までに計4回開く。初回の22日は化石探検で、午前9時からシンシュウセミクジラの化石が見つかった又田羅(またたら)地区などの地層を見学したり、同館学芸員と近くの小川で石を割ったりする。見つけた化石は同館に持ち帰って取り出す。まとめ学習は6月19日で、探検の成果などを紙やパネルにまとめる。

 同館学芸員の成田健さん(44)は「石を割って化石を発見したときの喜びや驚きが発掘の原点。山の中で海の生き物の化石が出る不思議さなど、興味を広げてほしい」と話している。

 2回目以降は、7月17日と8月21日、9月18日と10月16日、11月13日と12月11日。参加費は1人420円で、他に入館料(一般500円、高校生300円、小中学生200円)が必要。問い合わせは同館(電話026・262・3500)へ。

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