詩人が描いた信州の自然 軽井沢で片山敏彦の絵画展

2011/05/20 10:26
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 北佐久郡軽井沢町の軽井沢高原文庫は、詩人でドイツ・フランス文学者の片山敏彦(1898~1961年)が描いた絵画などを集めた「片山敏彦絵画展~詩人が描いた詩の世界~」を7月18日まで開いている。片山の没後50年を記念した企画。99年に遺族から同文庫へ寄贈された約870点のうち100点余を展示。片山は県内で暮らしていたことがあり、信州の自然を描いた作品もある。

 14歳の時、初めて描いたチョウやザクロの水彩画をはじめ、ヨーロッパの街並みのスケッチ、晩年取り組んだ抽象画など多様な作品が並ぶ。第2次大戦中から戦後にかけて、軽井沢町や旧浅科村(佐久市)などを訪れていたため、浅間山などを描いた水彩、パステル画も多い。

 音楽を聴いた印象や夢で見た映像を基に描いた作品もある。同文庫の大藤敏行副館長(48)は「片山は詩人でありながら、生活の中に絵が密着していた。新緑の軽井沢で、片山が見た情景を思い浮かべながら鑑賞してほしい」。

 片山は高知県出身でヘルマン・ヘッセ、ゲーテなどドイツを代表する作家や詩人の作品を数多く翻訳。ヨーロッパ文学を国内に伝え、日本文学界に影響を与えた。

 期間中無休。一般700円、小中学生300円。

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