勘三郎さん、7月に特別公演 松本で療養後初の舞台に

2011/05/11 10:32

 昨年12月から体調を崩し休業中の歌舞伎役者中村勘三郎さん(55)が7月23、24日、歌舞伎の特別公演を松本市のまつもと市民芸術館で開く。同市が10日発表した。2日間で計3公演と、長期公演を行う本格復帰ではないが、療養に入ってからは初の舞台となる。

 勘三郎さんは2008、10年、同館芸術監督の串田和美さん(68)演出の「平成中村座信州まつもと大歌舞伎」を同館で上演。各公演ほぼ満員で、勘三郎さんらが市街地を練り歩くイベントには4~5万人が集まった。勘三郎さんの事務所によると、勘三郎さんは9月に大阪で開く長期公演に向け休んできたが、「松本が大好き」と今回の特別公演を提案したという。

 演目は約1時間の「身替座禅(みがわりざぜん)」。殿様が妻に内緒で愛人に会いに行くため、家の仏堂に自分と身代わりの家来を座禅させ外に出る-という筋書きだ。せりふはなく舞踊だけで、勘三郎さんが殿様を、中村扇雀さんが妻を演じる。このほか、中村勘太郎さん、七之助さんが出演する舞踊の2演目(各15分)もある。

 当日は東日本大震災支援のチャリティーオークションや、被災地から松本市に避難している人の特別招待も検討しているという。

 23日は午後1時と5時、24日は午後1時開演。全席指定で、5月28日に同芸術館チケットカウンターなどでチケットを発売する。S席1万1千円、A席8千円、B席5千円(25歳以下は2千円)。問い合わせは同館(電話0263・33・3800)へ。

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