長野市の中央通り周辺を花で彩る「善光寺花回廊ながの花フェスタ2011」が2日、開幕した。10回目の今年は「花の表参道より祈りと願い」がテーマ。東日本大震災や県北部地震被災地への思いを込めた作品が目立った。
会場を訪れた人たちは、チューリップ約12万本分の花びらを敷き詰めた「花キャンバス」や、マリーゴールドなどのポット苗約2万個を飾った「タペストリーガーデン」といった花の地上絵を楽しみながら歩いた。
震災支援の「フラワードーム」は、竹などで組んだドームに1本100円のチューリップを購入して挿すことで花のドームを完成させる試み。売り上げを義援金に充てる。宮島章郎・実行委員長(57)は「花のような優しさや温かさを被災地に届けたい」と話していた。
花回廊は4日まで。一部は5日まで展示する。