阿智「きくいも茶屋」再出発 運営負担大きく一時閉鎖

2011/04/30 10:41
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 下伊那郡阿智村が栽培に力を入れるキクイモの加工品などを販売する「治部坂峠きくいも茶屋」(阿智村浪合)が29日、約8カ月ぶりに営業を再開した。地元の農事組合法人が昨年4月に開店したものの、運営に当たる法人理事らの負担が大きく一時閉鎖。名古屋市内から浪合出身の料理長を迎え、大型連休初日に仕切り直しのスタートとなった。村内ではキクイモの粉を使った麺の販売も始まっており、今後の展開に期待がかかる。

 きくいも茶屋は、飯田下伊那地方と中京地方を結ぶ国道153号沿いにあり、うどんの「菊芋めん」などを食堂で提供、地元産の茶や豆腐などを販売していた。昨年8月に閉鎖して以降、法人などが再開への道を模索。名古屋市のホテルに勤めていた小島信夫さん(50)がUターンすることになり、料理長として迎えた。

 29日から、キクイモをはじめ地元産の農産物も使った料理をビュッフェ方式で提供している。新鮮な地元産野菜も並べて店の魅力アップに努める。代表理事の藤沢英敏さん(65)は「キクイモ販売の拠点として、少しずつ評判になればいい」と話している。

 村は昨年度から、遊休農地対策としてキクイモの栽培を本格化。農家44戸が約3ヘクタールで栽培し、約70トンを収穫した。販売拠点はほかに、伊那谷と木曽谷を結ぶ国道256号沿いに地元の農事組合法人が運営する「清内路健康の森」(同村清内路)がある。また、同村昼神温泉郷の甘味処(どころ)は昨年12月から、独自に開発した「ひるがみらうめん」の販売を始めるなど、キクイモを特産にしようとする動きが広がりつつある。

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