千曲川、新たな景色表現 中野で藤岡牧夫さん原画展

2011/04/22 10:38
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 画文集「ささ舟カヌー千曲川スケッチ」を2月に発刊したイラストレーターで絵本作家の藤岡牧夫さん(61)=上松町出身=の原画展が23日から、中野市の一本木公園内にある展示館で開かれる。千曲川の四季折々の風景を描いた画文集の原画36点を中心に展示。藤岡さんは93歳の母親の介護をするため、長年の活動拠点だった東京から長野市に13日に移住。「原画展は県内での活動の第一歩。これからも故郷の風景を描きたい」と意欲を見せている。

 原画展は画文集発刊を記念し、中野市や地元有志でつくる実行委員会が主催。同市での作品展は3回目だ。画文集は、8年かけて東京から千曲川に何度も足を運んでスケッチした作品を収録し、友人のカヌーイスト野田知佑さんが旅の思い出をつづった。

 長野市豊野町のJR立ケ花駅から望む千曲川の風景、飯山市の菜の花など、川上村から飯山市までの千曲川周辺の美しい自然を表現。故郷の原風景がよみがえる作品が並ぶ。野田さんと愛犬ガクが小さなささ舟に乗って旅をする姿も作品の中に盛り込んだ。

 藤岡さんは、小学校5年生から高校卒業まで長野市に暮らした。多摩美術大に進み、卒業後はイラストレーターや絵本作家として活躍。2002年10月から10年3月まで信濃毎日新聞夕刊に「風に吹かれて」を連載した。

 中野市に住む姉夫婦が母親の面倒を見ていたが、介護を助けるため長野市に移った。藤岡さんは「千曲川をたくさん歩いて出合った新たな景色を表現した。これからは、南信地方も含めて県内のいろんな風景を描いていきたい」と話している。

 同展示館では23日午後1時から、関連イベントとして野田さんによる画文集の朗読会、地元アーティストによるコンサートも開催。北信地方の共同作業訓練施設通所者らの作品販売もある。

 原画展は5月22日まで。入場無料。午前9時~午後5時。問い合わせは市文化スポーツ振興課(電話0269・22・2111)へ。

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