伊那のガイド活動開始 高遠「さくら祭り」を案内

2011/04/06 09:59
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 伊那市高遠町の高遠城址(じょうし)公園で開いている「さくら祭り」で5日、市観光協会の養成講座を2009年から受講してきた観光ボランティアガイドが活動を始めた。40人が交代で20日まで園内を案内し、観光客が持つカメラのシャッターを押す。東日本大震災の影響で入り込みは減る見込みだが、心を込めて一人一人をもてなそうと意気込んでいる。

 初日は4人が活動し、高遠町の中山清さん(74)は松本市の若い女性会社員3人を案内。タカトオコヒガンザクラの開花宣言はまだ出ていないが、本丸跡、文字が刻まれていない碑などのほか、雪を抱いた中央アルプス、白い花が咲くアズマイチゲが見られる場所を紹介した。

 案内を受けた清山友里恵さん(23)は「事前に見てきた資料に載っていないことが聞けた」と笑顔。中山さんは「一日一日が勉強。お客さんに合わせ、濃い内容を分かりやすく伝えたい」と話した。

 ガイドは養成講座1期生で、09年に13回、10年に7回の講座を受け、市内の観光名所や歴史を学習。さくら祭りでのガイドは3年目。昨年は同園の秋まつり、市観光協会が開いた「バスハイク」などでも経験を積んだ。

 毎日午前10時~午後3時、4~6人が常駐。市内を中心とする約30種類のパンフレットも用意している。市観光協会は「地元のボランティアガイドは、素朴で親しまれる存在。震災で大変な時期に心を込めてもてなしてほしい」と期待している。

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