県内産のエレキギターやエレキベースを展示販売する「信州ギター祭り」が14日、松本市中央の信毎メディアガーデンと松本パルコで2日間の日程で始まった。中信地方のギター製造会社などでつくる実行委員会が、生産量が多い信州産ギターなどの魅力を発信したいと企画。音色や響き、見た目などにこだわった150本以上が並んだ。
磨き込まれ複雑な色合いのボディー、使い込んだ風合いに仕上げたデザインなど、個性的な品々がずらり。市内で松くい虫被害に遭ったアカマツを生かしたギターは、虫食い穴をボディーのデザインに取り込んだ。来場者は「渋い」などと見入っていた。
東京都から訪れたプロギタリストの仲宗根朝将さん(38)は、手に持った際のフィット感や弾きやすさなどを確認。「信州産のギターはパステルカラーの色合いや作りがきれい」と話した。
来場は事前予約が必要で祭りのホームページから申し込むが、15日は予約が埋まっている時間帯もあるという。
写真説明:県内産のエレキギターやエレキベースが並んだ信毎メディアガーデンの会場