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新聞の特性を知ろう
                      

  新聞ならではの性質について知ると、新聞が読みやすくなります。

■新聞記事は「逆三角形」の文章

  みなさんも物語を読んだことがあるでしょう。物語は結末を知りたくて、ドキドキしながら先を読みすすめていくものですよね。しかし、新聞記事は逆なのです。いきなり結末が書いてあります。物語が三角形の文章だとしたら、新聞記事は「逆三角形」の文章なのです。最初にまず一番伝えたいことが書いてあり、うしろにいくほど細かく詳しい内容になっていく、というつくりになっているのです。

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一番伝えたいことが見出しになっているんだね。
見出しから順番に読んでいけばいいんだ!

 また、大きな記事の場合、本文の第一段落だけを特に抜き出して分けることがあります。これを「リード」と言い、これを読めば記事の大筋がわかるようになっています。このほか、記事に出てくるキーポイントとなる言葉や難しい専門用語をメモ形式で説明していることもあります(用語解説)。

リードとは
■記事の材料になる「5W1H」

  記者が記事を書く時に基本とする6つの材料。それが「5です。実際の記事(下)と照らし合わせて、確認してみましょう。

When
いつ
(2008年1月)17日
Where
どこで
白鳥やカモの飛来地として知られる茅野市ちの上原の上川河川敷で
Who
だれが
諏訪市中洲小学校の4年生約60人が
Why
なぜ
理科の授業の一環で
What
何を
水鳥を観察した
How
どのように
双眼鏡をのぞきながら鳥の見分け方を学んだ
理科の先生がイラストを見せながら説明…など
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 「記事は逆三角形の文章」ですから、基本となる5W1Hの情報は、ほぼ文頭に集中してるのがわかりますね。

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ポイントをおさえながら読めば、大きな記事も理解しやすいね。

■新聞記事ならではの特徴

  新聞は「社会への窓」とも言われ、社会への目を開かせてくれます。そして、次のような新聞ならではの特徴があります。

詳報性
しょうほうせい

豊富な取材力で、必要なニュースをより詳しく伝えます。これにより、ニュースをより深く知ることができます。

解説性
かいせつせい

何が、どうして起こったのか?など、ニュースを分かりやすく説明します。出来事の背景を知り、ニュース全体が見えてきます。

予測性
よそくせい

ニュースの「その後」をさまざまな角度から予測します。出来事の「その後」を考える手がかりになります。

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記事をしっかり読んで、自分なりに考えてみよう!

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