新聞スクラップをやってみよう


新聞をながめてみよう

 新聞スクラップ作品を作る前に、新聞はどのようになっているのか、見てみましょう。
 下の写真は、信濃毎日新聞の1面です。新聞ではページのことを「面(めん)」と言います。およそ30面ある朝刊の中で、特に大きなニュースを集めているのが1面です。

新聞をながめてみよう
■■読みやすさの工夫がいろいろ■■

 新聞には多くの情報が載っており、朝刊全体で200〜300本のニュースがあります。朝刊の文字を全部集めると、文庫本2冊分になります。掲載してある多くのニュースの中から、読む人が必要な情報をすぐ探せるように工夫してあります。

@ニュースを「面(めん)」ごとに整理 新聞の「面」の見方

 新聞は面ごとに地域や県内、国内、海外のニュースを整理して掲載しています。各面の欄外に、どんな分野のニュースが載っているかを示してあります。
 右の写真は、「35面」の「第一社会」面です。新聞には、以下のような面があります。

総合面… 日本国内・県内の政治を中心に、さまざまなニュースが載っています。 
国際面… 外国の政治や事件・事故、話題などを伝えています。
経済面… 県内や日本国内・海外の産業、経済の動きを追っています。
文化面… 文芸、歴史、美術などの話題が出ています。
くらし面… 衣食住を中心に、医療・福祉、園芸などに関する情報を伝えています。
芸能面… 音楽、映画、演劇などの話題が登場します。
科学面… 最新の科学のニュースや、科学者のコラムなどスポーツのニュースがいっぱい。
地域面… 東信、北信、中信、諏訪、飯田伊那などに分けて、身近な話題を集めています。
社会面… 事件・事故やまちの話題などの記事が載っています。
テレビ面…テレビの番組表が載っているページです。ふだんは、最後の面にあります。

A5W1Hと逆三角形 逆三角形の文章とは?

 新聞記事には、読者に情報が伝わりやすいよう、さまざまな工夫があります。そのひとつが「5W1H」。
 だれが(Who)、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の6点です。
 記事だけでなく、ほかの人に読んでもらう文章に、この6点を書き入れると、情報が伝わりやすくなります。
 「読者に伝えたいこと」「大切なこと」が記事の前段に書いてあるため、新聞記事は「逆三角形」の文章と言われています。

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