信濃毎日新聞ニュース特集「信濃グランセローズ」
小林宏之投手を獲得 ロッテで2度の日本一経験
2014/02/13 11:34

 BCリーグの信濃グランセローズが、2005年と10年にロッテの日本一に貢献し、NPB通算75勝を挙げている小林宏之投手(35)を獲得することが12日、関係者の話で分かった。近日中に発表し、入団会見を行う。

 小林は埼玉県出身。春日部共栄高(埼玉)から1996年ドラフト4位でロッテに入団し、2003年と05〜07年に計4度の2桁勝利。05年にはプレーオフ、日本シリーズでも活躍し、抑えに転向した10年は29セーブを挙げて日本シリーズ制覇に貢献した。

 11年に阪神に移籍し、12年に退団。13年は米大リーグのエンゼルスとマイナー契約を結んだものの解雇され、同8月からBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスでプレー。同11月に自由契約となっていた。

 信濃は、中継ぎの柱だった柴田健斗投手(25)がオリックスに入団し、昨季9勝を挙げた杉山慎投手(29)が退団。穴を埋められる投手の獲得を目指していた。昨年11月の12球団合同トライアウトで小林を視察した三沢今朝治社長は「全盛期に比べれば球速は落ちたが、多彩な変化球を低めに集められるコントロールがある」と、豊富なマウンド経験が下地にある制球力を評価。NPBに16年間在籍した実績や経験をチームや若手選手に還元する働きも期待する。

写真説明:小林宏之投手

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun