信州の花(紅葉)だより
売木の山、紅葉の彩り 浜松の夫妻、12年前から整備
2018/11/07 10:24
売木「四美売の里」

 浜松市で測量・設計会社を経営する林洋文さん(71)と妻みち子さん(67)が、紅葉を楽しめるように12年前から売木村の山で整備を続けてきた「四美売(しびる)の里」が真っ赤に染まり、見頃を迎えている。林業が衰退し、山林の荒廃が進む中、観光資源として村を盛り上げたい―と計画。約10ヘクタールにモミジやツツジなど1万本余を植えてきた。2人は来年春の完成を目指し、二人三脚で山造りに励んでいる。

 長野県境に近い同市天竜区佐久間町に会社を構え、長年趣味で庭造りを続けてきた洋文さん。「自分が生きた証しを残したかった」と、知人の紹介で売木村に計15ヘクタールの山林を取得した。今ではドウダンツツジや、炎のような赤色が映えるサツキベニという品種のモミジなどが斜面に広がる。

 作業道を通し、木を切り出す作業は業者に依頼。洋文さんは「資金は全部自分で賄うと決めていた。財産を懸ける覚悟がないと駄目だ」と資金を投じた。みち子さんは、そんな洋文さんの行動に「大げんかをした時もあったけれど、目標に向かって突き進む人だから好きにやらせようと思った」。2人は土、日曜日を中心に売木村を訪れ、草刈りや手入れも欠かさない。

 所々にベンチを置き、将来は売店や土産物店を設けたいという洋文さん。「紅葉を眺め、村内の温泉で汗を流すという観光の流れをつくりたい」と意気込む。一方「この紅葉は一緒に汗をかいてくれた妻へのプレゼント」と言うと、みち子さんは照れくさそうにほほ笑んでいた。

写真説明:斜面を彩る真っ赤なモミジやツツジを楽しむ林さん夫妻



北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

池田 成就院
池田 成就院
中川 渡場いこいの広場
中川 渡場いこいの広場
長野 清水寺
長野 清水寺
飯田 天竜峡
飯田 天竜峡
茅野 長円寺
茅野 長円寺
花だより