豊丘村神稲の「豊丘ダリア園」が２３日、開園する。地元の片桐秀幸さん（６２）、澄子さん（５７）夫妻が趣味で育てていた株を増やし、昨年から園として開放した。大きさや色合いがそれぞれ違う２００品種以上約１０００株のダリアを１０月ごろまで楽しめる。

　中央アルプスを望む見晴らしの良い広域農道（通称・南信州フルーツライン）沿いにある約２０アールの園には、紫、赤、白、黄など色合い豊かな八重咲きの花々が風に揺れている。暑さには強くない植物といい、少し色あせている花も。ただ、「何回も花が咲くのがダリアの偉いところ」と澄子さん。うまく手入れすれば１０月ごろまで一つの株で何度も花が咲き、鮮やかさも際立つようになるという。

　入園の際、園の維持協力金として１人２００円を募っている。別途１００円で１０本まで花をつんで持ち帰れる。問い合わせは澄子さん（電話０９０・８０５０・２９０５）へ。

写真説明：２３日に開園する「豊丘ダリア園」。大きさや色合いが違うダリアの花々を楽しむことができる＝２０日