信州の花(紅葉)だより
丹精した花、桜と共演 売木の宝蔵寺・観音堂脇
2017/04/27 11:12
売木「観音堂の桜」

 標高が800〜1200メートルにある売木村。春の訪れは遅いが、暖かくなると花は一気に咲く。樹齢約140年で村最古の桜とされる金生山宝蔵寺の観音堂脇にそびえるエドヒガンザクラは、今が見頃。淡いピンク色の花は、周りのスイセンやシバザクラなどと共演しているようだ。

 観音堂へと続く階段脇には、桜を見上げる蚕室造りの民家で暮らす松村花恵さん(86)が株分けしたスイセンが咲き誇る。小中学校の教員だった夫の全二さん(87)との思い出が詰まった庭で育てた。

 村出身の花恵さんは35年間、全二さんと主に飯田下伊那地方を転々とした。退職後、村へ戻り、全二さんは野菜作り、花恵さんは花の栽培と水入らずの時間を楽しんだ。

 4年前から全二さんは下條村の特別養護老人ホームで暮らし、月1回顔を合わせるのがやっと。ただ、いつ帰ってきてもいいよう、全二さんが使っていた物は片付けていない。「私がね、この家を守るんだよ」。桜の下でつぶやいた。

写真説明:光に照らされる「観音堂の桜」。手前のスイセンと共演しているようだ=25日夜、売木村(長時間露光中にストロボを発光して撮影)



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