信州の花(紅葉)だより
ご近所が集う春…思い描く 下條のコヒガンザクラ
2017/04/20 11:19
下條 手塚原地区

 下條村陽皐の手塚原地区に住む宮島孝二さん(69)宅のコヒガンザクラが見頃の終盤を迎えようとしている。ベランダまで伸びた枝の若葉に、「盛りは終わりかな」と手を伸ばす妻の初子さん(54)。朝、洗濯物を干しながら眺める向かい側の斜面を、宮島さんが自宅の樹から株分けした約30本の桜の濃淡が彩る。

 自宅前の樹齢40年を過ぎた桜は、宮島さんの両親が近所の人から株分けしてもらった。約10年前からは、宮島さんがさらに株分けして自宅前の所有地に植えている。杉林を伐採した後、近隣住民と草刈りを行ってきたが、高齢者が多くなり管理が難しくなった。下草が茂るのを抑えるため、桜の移植を始めた。

 手塚原地区では、幹回り約4メートルのエドヒガン「手塚原家の桜」が有名だ。一方、集落に点在した桜は手入れの難しさや道路整備で姿を消した木もある。「年寄りが元気なうちに少しでも桜を増やしたい」と宮島さん。桜の若木の下にはツクシやワサビが丈を伸ばす。「桜が育ったら、次の代の人たちに花見をしてもらいたいね」。一面の桜に、地区の人が集う春を思い描く。

写真説明:宮島さん宅に寄り添って咲くコヒガンザクラ。初子さんは毎日ベランダから桜に声をかけている=17日、下條村陽皐



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