信州の花(紅葉)だより
悲劇、語り継ぐ桜 岡谷の2地区、住民に守られ
2016/04/14 11:41
岡谷市内

 2006年7月に発生した豪雨災害で住民が土石流の犠牲になった岡谷市内の2地区で、災害の記憶を伝える桜が今春も花を咲かせた。発生から間もなく10年。地道に手入れを続けている地元住民は「多くの人に花を楽しんでもらうとともに、災害を考える機会にしてほしい」と話している。

 7人が犠牲になった湊花岡区にある船魂社(ふなたましゃ)の樹齢約120年、高さ約20メートルのシダレザクラはほぼ満開。当時、船魂社の本殿は流されたが、桜は土石流に耐えたという。肥料を与えるなど手入れする第5町内会の会長、小口博史さん(65)は「節目の年も、よく咲いてくれた」と喜ぶ。町内会は近く、夜間のライトアップも始める。雨の日を除き、午後7〜9時に行う。

 1人が亡くなった川岸東にある「橋原第三公園」では、08年4月に地元・橋原区などが植えたシダレザクラとソメイヨシノ各1本が、そろそろ見頃だ。2本は、災害の記憶を次世代に継承しようと「忘れじの桜」と名付けられた。現在、高さ2メートルほどに成長。08年当時の区長で、下草刈りを続けている川窪照昭さん(77)は「災害を語り継ぐため、子どもたちにも手入れに参加してもらいたい」と話している。

写真説明:船魂社の境内でほぼ満開となったシダレザクラ。豪雨災害時の土石流に耐えた(上)。橋原第三公園で開花したソメイヨシノ。シダレザクラも間もなく開花しそうだ



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