信州の花(紅葉)だより
宮田の桜、種から苗育成へ 旧新井家住宅敷地内の2本
2015/03/26 11:51
宮田 桜プロジェクト

 宮田村内の県宝「宮田宿本陣旧新井家住宅」敷地にあり、弱っている2本のシダレザクラの子孫を残す「本陣桜プロジェクト」で、村教育委員会職員らが種から苗を育てようとしている。25日は、芽が出やすいように昨年6月から地中に保管していた種を取り出し、連結ポットの土の中に移した。ポットを屋外に置いて育て、9月にも畑などに植え替える予定だ。

 シダレザクラは約50年前、村の青年会がソメイヨシノと一緒にこの一帯に植えたという。本陣は1987(昭和62)年に、保存のため村中心部から移築された。シダレザクラは近年は幹が腐ったり枝が落ちたりしている。

 村教委は安全を考慮し、伐採も検討。元気なうちに子孫を残し、村内の公園などに植えられれば―と村教委職員や村議らが3年前にプロジェクトを始めたが、挿し木などを試みても失敗が続いた。

 そんなころ、趣味で桜の苗を育てている飯田市の男性(73)が信濃毎日新聞の記事でプロジェクトを知り、助言を申し出た。昨年6月、シダレザクラから220個の種を採取。芽が出るように一定の温度や湿度を保つため、素焼きの鉢の中へ何層もの土に挟むようにして種を入れ、村民会館前の広場の地中約30センチほどに鉢を埋めた。

 それから9カ月―。掘り出した鉢の中の種は発芽していなかったが、ふっくらしていた。飯田市の男性によると、8、9割は芽が出るという。プロジェクト会長の春日元さん(65)は「成功させて村を桜の里にするのが夢」と男性に感謝。男性は「桜の苗は今どこでも買えるが、自分たちで増やそうという思いが大切」と話していた。

写真説明:地中に保管していた種を連結ポットの土に埋める人たち



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