長野市の長野運動公園にある梅の花が咲き始め、柔らかい日差しに映えるピンク色が春到来の兆しを感じさせている。梅の木は５本あり、日当たりが良い高い枝や、歩道がある南側の枝から少しずつ花を開かせていた。

　梅の木は陸上競技場の南にあるサブトラックと東和田テニスコートの間に植えられている。近くにはジャングルジムや滑り台などの遊具があり、親子連れらが多く訪れる場所だ。

　寒さが緩み、陽気に誘われて子どもと訪れた大日方智恵美さん（長野市石渡）は、「もう春って感じですね。子どもも上着を脱いで遊んでいます」と話し、花を見上げながら待ちかねた春が間近―と実感していた。

　同公園管理事務所によると、梅は例年４月初めに見頃を迎えるが、「今年は咲き始めがやや早めではないか」と話している。

写真説明：柔らかい日差しを浴びてピンク色の花を咲かせた梅＝長野市の長野運動公園