茅野市宮川の国道２０号諏訪バイパスでコスモスの花が風に揺れ、秋の風情を漂わせている。

　長さ５００メートルほどの中央分離帯には、赤やピンクの花が咲き、その間をチョウや蜂が忙しそうに飛び回る。夕方になるとコオロギの鳴き声も聞かれた。

　国土交通省長野国道事務所岡谷維持修繕出張所によると、２００９年まで数年間、複数の種類が交ざった花の種をまいた。以降、「自然に落ちた種で咲いています」。季節によって違う花が開き、現在は年間に５種類。５～６月はキキョウが咲くという。

　沿道に住む女性は「コスモスは秋を感じさせてくれます」。同出張所の職員は「１０月いっぱいは楽しめるのでは」と話している。