信州の花(紅葉)だより
ミズバショウ、シカの食害 箕輪・萱野高原の群生地
2011/04/14 10:21
シカの食害でミズバショウの数が減った湿地帯。かつては一面に咲いていた=13日

 ミズバショウの群生地がある上伊那郡箕輪町の萱野高原(標高約1200メートル)で、ニホンジカの食害が深刻化している。例年は湿地帯で1千株以上が4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎えるが、ことしはぽつぽつと咲く程度。町観光協会は4月中旬の高原開きに合わせて毎年開く「ミズバショウ祭り」の中止を決めた。

 同高原で山荘を運営する住民有志の「親山海(しんざんかい)クラブ」理事長の伯耆原尊(ほうきばらたかし)さん(75)によると、シカは5年ほど前から目立つ。湿地帯に足跡が残っており、夜間にシカやイノシシよけの網(高さ約1メートル)を飛び越えて葉を食べているらしい。

 その結果、ミズバショウに栄養が回らなくなり、黄色い花を囲む白い仏炎苞(ぶつえんほう)は年を追うごとに小さくなっている。伯耆原さんは「ミズバショウを楽しみに高原に来る客もいるので残念だ」と話す。

 シカの生態に詳しい竹田謙一・信大農学部准教授は「シカがミズバショウの葉を好んで食べることはないが、雪解け後の早い時期に芽が出るので、生きるために食べるのだろう」とみている。

 町観光協会は昨年、湿地帯に新たにミズバショウの苗約200株を植えた。シカが近づかないよう、きらきら光る防鳥糸を網の上部に張り、シカの動きを感知して光るライトも設置した。今のところ効果があるといい、「今後も食害があればさらに対策を講じる」としている。



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