信州の花(紅葉)だより
ホタルブクロ守る活動12年 信州新町細尾地区の住民
2009/06/24 11:07
住民たちが草刈りの際に残す活動を続けて増えてきたホタルブクロ

 信州新町越道細尾地区の住民が、毎年6月の草刈りの際、山に自生しているホタルブクロだけは刈らずに残す活動を重ねている。12年前、かれんな花を付ける植物を見直そうと住民の一人が呼び掛け、徐々に全体に意識が浸透。6月中旬から咲き始めたホタルブクロが集落周辺の山道沿いに紫色の花を見せており、住民も「今年は一番多い」と喜んでいる。

 細尾地区は、約20世帯約50人の山中の集落。毎年6月と9月に、地区内の住民らで集落から半径2キロほどの道の草刈りをしている。作業は毎回約20人が参加し、手分けして行っている。ホタルブクロが咲く前の、6月の草刈りでホタルブクロを残すように工夫している。

 12年前、当時の自治会長だった竹内民雄さん(61)が、それまでは草刈り機で他の草とともに刈っていたホタルブクロを残してほしいと住民に依頼したのが始まり。もともと花が好きで、山野草展などでも見かけていたことから「当たり前のように見ていたけれど、見る気になれば貴重な花なのかなと思った」という。地域の自然の豊かさを見直す考えもあったと話す。

 草刈り機とかまを併用し、最初は誤って雑草と一緒に刈ってしまうこともあったというが、「みんなの意識が徐々に変わって、慎重に作業するようになった」と竹内さん。「12年前の2、3倍ぐらいに増えたのではないか」と成果を実感する。

 新たに、群生も見られるようになったという。地元組長の坂戸邦年さん(73)は「通り掛かりにホタルブクロが咲いているのを見るとうれしい。季節を感じる。残してきて良かった」と話している。



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